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朝井リョウの「何者」を読んでみた!

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僕の好きな作家は、貴志祐介乙一だ。ストーリーも好きだし、文章の書き方も好きなので、何回も読み返している。しかしお二方とも、なかなか新刊を出してくれない。早く作品出してくださいまじで。

 

それで自分の好みになりそうな作家を探しに本屋へ行った。1時間くらい探したが、なかなか見つからなかったので、本屋のトイレでうんこして帰ろうと思った。(本屋行くといつもうんこしたくなるのは僕だけ?)

 

でも店を出る前にもう一度小説コーナーに行くことにした。すると朝井リョウ氏の「何者」で目が止まった。せっかく本屋に来たことだし、「何者」は前から気なっていたので、購入することにした。あまりネタバレをしないように気をつけて書く。

 

 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 

読んでみてまず驚いたのは、小説にtwitterを活用していること。大学生の就活がテーマなので、日常的に使われているtwitterのやりとりが随所に描かれている。これは今までの小説にはなかったのではないかな。斬新だなと思った。

 

前半は、大学生だなあって感じの日常の風景が描かれていて、ちょっとこの時点では「やばいもう読むんだるくなってきた」と思っていた。あまりストーリーに起伏がなかったし、僕が好みになるような作品ではないかなあと。(えらそうにすんません)

 

でも後半はかなりよかった。前半のゆるい感じの日常風景はすべて伏線だった。まさかの展開があったので安堵感とともに読み応えを感じた。僕は作品が面白いと読むスピードが3倍くらいになるので、ラスト4分の1くらいからはパラパラ漫画のように読んだ。(盛りすぎました)

 

ただ、この作品、人間のダークな部分を描いているので、人間不信気味な方にはおすすめしない。朝井リョウ氏は人間観察力がかなり高いお方だと思う。それだけに人の裏側を鮮明に描いているため、人が嫌いな人はもっと人が嫌いになるんじゃないかと思う(笑)

 

「この人の作品めっちゃ好き!」とはいかなかったが、もうちょっと朝井リョウ氏の作品を読んでみようと思う。

 

 

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

 

 

 

世にも奇妙な君物語

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武道館

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